この記事では、濱田岳さんの学歴（獨協高校中退、獨協中学校）や、子役時代から俳優業に専念するまでの経緯、学生時代のエピソードなどを詳しくご紹介します。彼の俳優としてのキャリアの原点や、人となりが垣間見える情報が満載です。
濱田岳さんは、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』やドラマ『釣りバカ日誌』シリーズなどで主演を務め、コミカルからシリアスまで幅広い役柄をこなす実力派俳優として活躍しています。auのCM「三太郎シリーズ」の金太郎（金ちゃん）役としても、世代を問わず親しまれていますね。
そんな濱田さんですが、実は名門として知られる獨協高校を中退していることをご存知でしたか？偏差値60ともいわれる進学校をなぜ途中で辞めてしまったのか、その背景や理由に関心が集まっています。
この記事では、濱田さんの出身中学校や高校、そして高校中退という大きな決断に至った経緯を詳しく解説。さらに、9歳での子役デビューのきっかけや、一時は芸能活動を休止していた中学時代の貴重なエピソードまで、濱田岳さんの学生時代を深く掘り下げていきます。
彼の俳優人生の原点ともいえる学生時代は、一体どのようなものだったのでしょうか？
濱田岳の学歴まとめ（獨協高校中退）
まずは濱田岳さんの学歴をまとめて見ていきましょう。小学校から高校までの進学情報を紹介します。
出身中学校（獨協中学校）の情報
◇◆濱田岳さんの出身中学校は、東京都文京区にある私立の男子校、獨協中学校です。偏差値は50程度とされており、中学受験を経て入学しています。◇◆
獨協中学校は高校と併設されている中高一貫校ですが、高校に比べると中学での募集人数が多いため、入学のハードルはやや下がると言われています。
獨協高校に進学するも中退した理由（俳優業専念のため）
◇◆中学卒業後は、内部進学で系列校である獨協高校に進みました。この高校は1883年開校と歴史が古く、地元では「お坊ちゃん学校」としても知られる男子校です。偏差値は60程度と推定されており、進学校として多くの卒業生が難関大学へ進学します。高校からの募集はない、完全中高一貫校です。◇◆
濱田さんは高校でもラグビー部に所属していましたが、高校1年生の秋に転機が訪れます。テレビドラマ『3年B組金八先生』第7シリーズへの出演オファーがあったのです。
△▼しかし、在籍していた獨協高校は校則で芸能活動が禁止されていました。ドラマ出演は半年間拘束されるため、学業との両立は不可能です。濱田さんはラグビーへの想いと俳優業への興味の間で深く悩みましたが、最終的に「学ぶことはいつでもできる」と考え、俳優の道を選ぶことを決意。ドラマ出演と引き換えに、獨協高校を中退しました。この決断について、後に「自分で決めたからこそ、その後悔は微塵もなかった」と語っています。△▼
中卒から俳優業本格化までの流れ（『3年B組金八先生』出演）
〇●高校中退のきっかけとなった『3年B組金八先生』への出演は、濱田さんが本格的に俳優の道を志す大きな転機となりました。このドラマで濱田さんは物語をかき回す重要な生徒・狩野伸太郎役を演じ、その演技力が高く評価され、再び注目を集めることになります。共演者には八乙女光さんや福田沙紀さん、黒川智花さんなどがいました。〇●
この作品への出演以降、濱田さんは大学へは進学せず、俳優業に専念。数々の話題作に出演し、若手演技派俳優としての地位を確立していきます。
中学時代のエピソード
芸能活動を休止し、学業と部活動に打ち込んだという中学時代。どんな学校生活を送っていたのでしょうか。
学校での様子・ラグビー部での活動
◎◆濱田さんは中学時代、ラグビー部に所属していました。もともと父親と一緒にラグビー観戦をするのが好きだったそうで、中学受験でラグビー部のある私立校を選んだことがきっかけだったようです。スポーツとしての魅力に惹かれ、どんどん没頭していったと語っています。◎◆
ポジションは、チームの司令塔ともいえるスクラムハーフを務めていました。真面目な性格だったと言われており、練習にも熱心に取り組んでいたようです。
子役活動休止と学業・部活への専念
△▼小学校時代に子役として活動していた濱田さんですが、中学入学を機に芸能活動を一時休止しています。これは、学校で急に芸能人扱いされることに戸惑い、傷ついた経験があったためだそうです。そのため、中学時代は普通の学生として、学業と部活動であるラグビーに専念していました。△▼
この時期に一度立ち止まって学生生活に集中した経験が、後の俳優業への覚悟を固める一因になったのかもしれません。
上下関係が苦手？部活動でのエピソード
◎◆中学入学当初、濱田さんはまず野球部に入部したそうです。しかし、上下関係の厳しさに馴染めず、すぐに退部してしまったといいます。その後、前述の通りラグビー部に入部しました。ラグビー部の練習も思った以上に厳しかったようですが、こちらは最後まで続けたようです。◎◆
小学校時代や幼少期について
濱田さんのキャリアの原点ともいえる子役デビューは小学校時代。当時の様子や家庭環境を見てみましょう。
出身小学校（港区立南山小学校）・家庭環境
◇◆濱田さんの出身小学校は、地元である東京都港区の公立校、港区立南山小学校です。都心にある学校でのびのびと育ったようです。麻布十番にあるお店「総本家 更科堀井」の店長さんの息子さんとは同級生で、「岳ちゃん」と呼ばれていたというエピソードも明かされています。◇◆
□■家族構成は両親との3人家族で、濱田さんはひとりっ子です。一部で父親が火野正平さんではないかという噂もありましたが、血縁関係はありません。□■
子供の頃から運動神経が良く、小学校時代は少年野球チームに所属し、野球に打ち込んでいました。
子役デビューのきっかけと当時の心境
〇●濱田さんが芸能界入りしたのは、小学校3年生、9歳の時です。東京ドームへプロ野球観戦に行った帰り道にスカウトされたのがきっかけでした。「テレビに出られたら嬉しい」「レッスン料が無料」という理由で、芸能事務所への所属を決めたそうです。〇●
翌年の1998年、テレビドラマ『ひとりぼっちの君に』で子役デビューを果たします。この作品のオーディションでは、「笑って」と言われても「面白くないから笑えない」と答えるなど、子供らしい自然体な姿が評価されたといいます。
ドラマではダウンタウンの浜田雅功さんと共演。「（浜田さんは）かわいがってくれましたけど、僕は全く普通の小学生だったので冗談も通じず、『なんでこのおじさんはこんなにどつくんだろう』って（笑）。緊張感はまるでありませんでした」と当時の心境を語っています。
学歴から見える濱田岳の人物像とは？
高校中退という異色の経歴を持つ濱田岳さん。その学歴からは、どのような人物像が浮かび上がってくるのでしょうか。
16歳での大きな決断力・俳優業への覚悟
獨協高校という進学校を中退し、俳優業に専念するという決断は、16歳という若さで下すには非常に勇気のいることだったはずです。インタビューでは両親が「あなた自身で決めなさい」と見守ってくれたことに感謝しており、「自分で決めたから後悔はない」と語っています。
このエピソードからは、若くして自分の進むべき道を冷静に見極め、覚悟を持って決断できる濱田さんの強い意志と、俳優という仕事に対する真摯な姿勢がうかがえます。
「学歴では測れない」個性と演技力についての考察
濱田さんのキャリアは、学歴が必ずしも成功の必須条件ではないことを示しています。高校中退後、彼は着実にキャリアを積み重ね、その個性的な存在感と確かな演技力で、日本を代表する俳優の一人となりました。
主演から脇役まで、作品に深みを与える彼の演技は、学歴ではなく、経験と才能、そして何より俳優業への情熱によって培われたものと言えるでしょう。彼の生き方は、学歴にとらわれず自分の道を切り拓くことの大切さを教えてくれます。
濱田岳さんの出演作品の中でも、特に評価の高いものをいくつかご紹介します。
濱田さんが主演し、第22回高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞した映画『アヒルと鴨のコインロッカー』。伊坂幸太郎さんの原作で、独特の世界観と濱田さんの繊細な演技が光る作品です。
ポチップ
水川あさみさんと夫婦役を演じ、そのリアルな描写が話題となった映画『喜劇 愛妻物語』。脚本家の妻との愛憎渦巻く日々をコミカルかつ切なく描いています。
ポチップ
朝ドラ『カムカムエヴリバディ』では、ヒロインの兄・橘算太役を好演。物語の鍵を握る重要な役どころで、若い頃から晩年までを見事に演じきりました。
俳優プロフィール
- 氏名（フリガナ）： 濱田 岳（ハマダ ガク）
- 最終学歴： 獨協高等学校 中退（中卒）
- 出身高校： 獨協高等学校
- 芸能界入りのきっかけ： 9歳の時に野球観戦の帰りにスカウトされ、翌年ドラマデビュー。
- 俳優の紹介： 1988年生まれ、東京都出身。スターダストプロモーション所属。9歳でスカウトされ子役デビュー。中学時代は学業とラグビーに専念するため芸能活動を休止するが、高校1年の時にドラマ『3年B組金八先生』第7シリーズのオーディションに合格。同作への出演を機に俳優業への専念を決意し、在籍していた獨協高校を中退する。 その後、映画『アヒルと鴨のコインロッカー』で高崎映画祭最優秀主演男優賞を受賞するなど、若手実力派として頭角を現す。映画『釣りバカ日誌』シリーズやドラマ『HERO』『信長協奏曲』『マイファミリー』、連続テレビ小説『わろてんか』『カムカムエヴリバディ』など、数多くの話題作に出演。コミカルな役からシリアスで影のある役まで幅広く演じ分け、その確かな演技力で多くの視聴者・観客を魅了している。 CM「au三太郎シリーズ」の金太郎役も長年務め、お茶の間での知名度も高い。私生活では2011年にモデルの小泉深雪と結婚し、一児の父。
