ドラマ『エルピス-希望、あるいは災い-』での怪演が大きな話題となり、一躍注目を集めた俳優の岡部たかしさん。その後も『リバーサルオーケストラ』『ハヤブサ消防団』、そして朝ドラ『虎に翼』など数々の話題作に引っ張りだこで、今や日本のドラマ・映画に欠かせない存在です。
そんな岡部さんですが、実は49歳でブレイクした「遅咲き俳優」であり、その経歴も工業高校卒業後に建設会社で現場監督を務めていたという、少し変わった道のりを歩んでいます。なぜ安定した道を選ばず、24歳という年齢で俳優の世界に飛び込んだのでしょうか?
この記事では、岡部たかしさんの出身高校や偏差値、大学に進学しなかった理由、そして俳優を志したきっかけなどを詳しく解説します。ヤンチャだったという中学時代や、ひょうきん者だった小学校時代のエピソードもご紹介。岡部さんの知られざる学生時代や、遅咲きブレイクの原点を探っていきましょう。
岡部たかしの学歴まとめ(高卒)
まずは岡部たかしさんの学歴について、判明している情報を整理してみましょう。工業高校を卒業後、一度は社会人として働いた経験をお持ちのようです。
出身高校は和歌山工業高校(土木科・偏差値46)
岡部たかしさんの出身高校は、和歌山県立和歌山工業高等学校 の 土木科 である可能性が高いです。ご本人が明確に公表しているわけではありませんが、過去のインタビューなどで「和歌山県内の工業高校の土木科に通っていた」と語られています。
当時、和歌山県内で土木科が設置されていた工業高校は和歌山工業高校のみであったことから、同校出身であると考えられています。偏差値については情報源によって多少ばらつきがありますが、土木科は46程度(やや易しいレベル)とされています。
和歌山工業高校は1914年開校の歴史ある県立高校で、硬式野球部やレスリング部などが強豪として知られています。
なぜ大学進学せず建設会社へ就職したのか?
岡部さんは高校卒業後、大学には進学していません。 当時の時代背景として、岡部さんが高校を卒業した1991年頃はまだバブルの余韻があり、就職に困る状況ではなかったようです。岡部さん自身も「就職することも全然困りませんでした」とインタビュー(NEWSポストセブン)で語っています。
特別な目的があったわけではなく、周りの流れに乗るような形で、地元では優良企業とされる建設会社に就職し、現場監督として働き始めました。しかし、「何の意思もなく働きはじめた」ため仕事に面白みを感じられず、結局1年ほどで退職してしまったそうです。
突然の退職に母親は大変驚き、「せっかく良い会社に入れたのに」と泣かれた、というエピソードも明かされています。
24歳で役者を志し上京したきっかけ
建設会社を退職した後、岡部さんはトラックの運転手や喫茶店のアルバイトなど、フリーターとして日々を過ごしていました。 転機が訪れたのは23歳の頃。周りの友人たちが結婚などで落ち着き始める中、「このまま和歌山にいても…」と感じ始めたといいます。そんな時、当時交際していた彼女から「東京に行きたいなら、私も一緒に行くやん。やりたいことやった方がええよ」と背中を押されたそうです。
元々、都会や芸能界への漠然とした憧れがあったこと、そして大阪で観た柄本明さん率いる「劇団東京乾電池」の舞台に感銘を受けたこともあり、24歳だった1996年に役者を志して上京することを決意します。
上京後、劇団東京乾電池の研究生オーディションに見事合格。岡部さんの俳優人生はここからスタートしました。
高校時代のエピソード
工業高校で過ごした岡部さんの高校時代は、どのような様子だったのでしょうか?いくつかのエピソードをご紹介します。
部活は帰宅部、学級委員を務める真面目な一面も
高校では特に部活動には所属せず、いわゆる「帰宅部」だったようです。 毎日まっすぐ家に帰っていたのか、あるいは寄り道を楽しんでいたのか、詳細は不明ですが、活発な部活動で知られる同校の中では、少し珍しいタイプだったのかもしれません。
一方で、クラスでは学級委員を務めるなど、真面目な一面もあったことがインタビューで語られています。目立ちたがり屋な性格が、学級委員という役割に向かわせたのかもしれませんね。
友人関係ときっかけで決めた工業高校への進路
岡部さんが和歌山工業高校へ進学を決めた理由は、意外にも「仲の良い友人が行くから」というシンプルなものでした。
「『おまえ、あそこの高校へ行くん?』『そうやで』『じゃあ、俺もそこ行こうかな』──そんな会話で進学が決まったんですよ」と、後のインタビュー(NEWSポストセブン)で当時の心境を明かしています。 「土木を極めたい」「伝説の現場監督になるぞ!」といった熱い思いがあったわけではなく、友人との関係性を重視した、岡部さんらしい自然体な進路選択だったようです。
当時ハマっていたドラマと俳優への意識
高校時代の岡部さんは、『3年B組金八先生』や、当時流行していたトレンディドラマに夢中になっていたそうです。 ドラマの世界に惹かれるものはあったようですが、この時点ではまだ「自分が俳優になろう」とは考えていなかったとのこと。
工業高校という環境や、卒業後の就職が当たり前という雰囲気の中で、俳優という職業はまだ遠い世界の出来事だったのかもしれません。
中学・小学校などその他の学歴
高校以前の岡部さんは、どんな少年だったのでしょうか。出身校名は不明ですが、当時のエピソードからその人柄がうかがえます。
出身中学は不明、ヤンチャな服装と厳しい母親
岡部さんの出身中学校は、地元・和歌山市内の公立校だったようですが、具体的な校名は公表されていません。
中学時代は、当時流行していた漫画『ビー・バップ・ハイスクール』などの影響を受け、少しヤンチャな格好に憧れた時期もあったとか。学生服の丈を長くした「長ラン」を着てみたかったものの、母親が非常に厳しかったため、家を出てから友人宅などでこっそり着替えていた、という可愛らしい(?)エピソードが語られています。どうやら、根っからの不良にはなりきれなかったようですね。
また、テストで悪い点を取った罰として、母親にファミコンを捨てられてしまった、という話もあり、岡部さんの母親がかなり教育熱心で厳格な方だったことがうかがえます。
小学校時代はひょうきん者!ジャッキーチェン好きで目立ちたがり屋な一面も
出身小学校についても、和歌山市内の公立校とされていますが、校名は不明です。
意外にも幼稚園の頃は泣き虫だったそうですが、ケンカで泣いて帰ると母親に「(相手に)唾でも吐いてくるぐらい強くなれ!」と叱咤され、その甲斐あってか(?)、明るくヤンチャで目立ちたがり屋な性格になったといいます。この頃から、周りの人を笑わせるのが好きだったようです。
小学校時代にはジャッキーチェンに憧れ、ほうきやちりとりをヌンチャク代わりにしてアクションの真似をして遊んだり、少年野球チームに所属したりと、活発な日々を送っていました。 小学5年生の時には、クラスの人気者ぶりから担任の先生に「ひょうきん大賞」をもらったこともあるそうです。現在の岡部さんのユーモラスな雰囲気の原点は、この頃に培われたのかもしれません。
学歴から見える岡部たかしの人物像とは?
工業高校卒業後、一度は就職するも俳優の道へ進んだ岡部さん。そのユニークな学歴や経歴からは、どのような人物像が浮かび上がってくるでしょうか。
安定より挑戦?遅咲きブレイクを支えた行動力
岡部さんの経歴を振り返ると、「安定」よりも自身の「興味」や「やってみたい」という気持ちを優先して行動してきた様子がうかがえます。 工業高校から優良企業へ就職という安定した道に進みながらも、仕事に面白みを感じられないと判断すると、1年で退職を決断。その後、明確な目標が見えないフリーター期間を経て、演劇という未知の世界に飛び込みました。
24歳で未経験の業界に挑戦するには勇気が必要だったはずですが、「やりたいことやった方がええよ」という言葉に背中を押され、実際に行動に移したところに岡部さんの魅力があります。 すぐに芽が出なくても諦めずに続けた粘り強さと、思い切った方向転換を厭わない行動力が、49歳での遅咲きブレイクを支えた重要な要素と言えるのではないでしょうか。
学歴にとらわれず道を切り拓いた俳優人生
岡部さんの最終学歴は「高校卒業」です。いわゆるエリートコースとは異なる道を歩んできましたが、現在は実力派俳優として確固たる地位を築いています。 彼の俳優人生は、学歴が必ずしもその後の成功を左右するわけではない、ということを示している好例と言えるでしょう。
工業高校で学んだことや、現場監督として働いた経験が直接演技に活かされているかは分かりませんが、社会に出て働いた経験や、フリーター生活で様々なアルバイトを経験したことは、間違いなく岡部さんの人間としての深みや、演じる役柄の幅広さにつながっているはずです。 学歴という物差しだけでは測れない、岡部さん自身の持つ魅力や才能、そして努力が、多くの人を惹きつける理由なのかもしれません。
まとめ
今回は、俳優・岡部たかしさんの学歴と経歴について詳しく見てきました。
- 出身高校は和歌山県立和歌山工業高等学校(土木科)
- 大学には進学せず、高校卒業後は建設会社に就職し現場監督を経験
- 仕事に面白みを感じられず1年で退職、フリーター生活へ
- 24歳の時に俳優を志し、劇団東京乾電池に入るため上京
- 中学時代は少しヤンチャ、小学校時代はひょうきん者だった
工業高校卒業、元現場監督という異色の経歴を持つ岡部さん。安定した道よりも自身の気持ちに正直に進路を選び、長い下積みを経て見事に才能を開花させました。そのユニークな経歴と、確かな演技力、そして親しみやすい人柄が、多くの視聴者から愛される理由でしょう。 50代を迎え、ますます円熟味を増す岡部たかしさんの今後の活躍から、目が離せませんね!











